
オーストラリアで献血をしよう!
日本に住んでいた頃は、献血車を見つけるとフラ~っと気軽に献血をしていましたが、オーストラリアでは日本のように街中で行われているような献血車を見たことがなく、きちんとセンターに予約をしてから行くこととなるので、なかなか行く機会がありませんでした。
今回、時間に余裕ができたのと、蓋を開ければ予約もとっても簡単だったため、予約方法から実際の献血までの流れを説明していきたいと思います。
献血の必要性
オーストラリアでは毎年50万人の方が献血をされているとのことですが、特に最近は血液不足だということをfacebookなどで知ったので、献血に行ってみようと思いました。
献血は3種類に分けられます。
全血献血(blood)
成分献血(Plasma:血漿)
血小板(platelets)
献血には、成分献血と全血献血があります。全血献血は、血液中の全ての成分を献血していただく方法で、400mL献血と200mL献血の2種類があります。
日本赤十字社
一方、成分献血は、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。成分献血は身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血していただける特徴があります。
※日本での献血は200mlか400mlですが、オーストラリアでは470mlです!!
※Australian Red Cross の公式ウェブサイトによると、Platelets(血小板)というのは、18歳~75歳の成分献血を12ヵ月以内に行うことができた男性のみ提供できるとのことです。
全血献血の場合、3ヶ月に一度の献血となるので、多くても1年に4回しか献血できないことになりますが、Plasmaの場合は2週間に一度の献血をすることが可能。重症のやけどや、がん治療など用途は様々です。
血液型によって自分がどの献血に適しているか違ってくるので、センターでスタッフの方に聞いてみてくださいね。

献血前のチェック項目
まずは18歳~76歳の、体重が50㎏以上あることが前提となります。
その中でも
・心臓疾患がある
・貧血の方
・妊婦や出産直後の方
・4か月以内にタトゥーを入れたりピアスを開けた
・特定の海外に滞在履歴がある など。
上記以外にもたくさんの確認事項があり、結果によっては献血ができない場合もありますので、献血前にドナーになれるのか確認してください。
事前チェックは こちら から
予約は簡単
①ウェブサイトから、お近くのセンターを探します。
②カレンダーから予約を取りたい日付と時間を選ぶだけ。
③レジスター(登録)をすると二回目以降も簡単に予約が取れますし、それに加えてアプリをダウンロードしておくことで、献血履歴やあと何日で次の献血ができるのかも知ることができるのでとっても便利ですよ。
ウェブサイト Australian Red Cross
予約はこちらから Make an appointment
アプリのダウンロード こちらのページから

前日から当日の流れ
予約日の前日と当日はお水をたくさん飲むように連絡が来ました。
- 前日…女性の場合コップ8杯、男性の場合はコップ10杯
- 当日…予約時間の3時間以内に約750mlの水を飲むよう勧められています。
※必ず何かしら食べてから行くようにします。
①受付で体温測定
②タブレットで健康状態についての質問に答える
③個室にて血圧・ヘモグロビンの数値測定(指に針を刺して採血)
④10台ほど機械の並んだところにて採血スタート
採血自体は15分ほどで終わりました。
若い男性が多く、Plasma(成分献血)をされている方の方が多かった印象です。
Red Crossってどんなところ?
私が行ったRed Crossのセンターはとても綺麗で、スタッフやボランティアの方も優しい人ばかりでした。
それに献血前後には、無料のドリンクやお菓子を頂けます。

日本では400mlの献血をしていましたが、470mlはなかなか多いですよね。
私は久しぶりの献血だったからか、献血後はふら~っと眠くなってしまうほどだったので、献血後には遊ぶ予定などは入れない方が良いかもしれませんね。
まとめ
献血の一週間後には、どこで血液が使用されたのかお知らせが来るそうです。
自分の提供した血液が誰かに使用され、命を救うことができるのは素晴らしいことですよね。
自分が健康体であるうちに、何らかの形で少しでも役に立ちたいですし、この記事を読んだ方々に少しでも「献血に行こうかな…」と思っていただけたら嬉しく思います。
献血の輪が広がりますように…☆彡
最後まで読んでいただきありがとうございました。