オーストラリアの鳥、マグパイ・アタックに要注意!
春先になると被害の多く出るマグパイ・アタック。
つい最近でもクイーンズランド州のブリスベンで、マグパイに襲われた母親が転倒し、抱っこされていた乳幼児が頭を強く打ち死亡するという悲しいニュースもありました。
悲しい事故が少しでも減るよう、マグパイについて知識を深めておきましょう。
そもそもマグパイってどんな鳥?というところから説明していきたいと思います!
マグパイ(Magpie)とは?
マグパイと呼ばれている鳥、日本語ではカササギ・フエカラスといいます。
カラスより一回り小さめで、黒と白が特徴的なのですぐに判別できると思います。
とても賢い鳥なので、人間の顔も識別できるそうです。
そして名前の通り、口笛のようなとても奇麗な鳴き声をしています。
気を付ける時期は?
7月から11月の間に巣を作り繁殖期を迎えます。(冬から春にかけて)
マグパイはそんなに大きくはない鳥ですが、空中から鋭いクチバシや足で攻撃されるのは非常に危険です。
特に、背後から攻撃をしてくるので気が付かないことも多いです。
筆者も実際に公園を歩いている際、急に頭の上をバサッと攻撃されたことがあります。
その時は軽い挨拶程度だったので良かったですが、鋭いくちばしで必要以上に攻撃してくる場合もあり、失明する事故も度々起きているようです。
とはいえ実際のところ、攻撃するのは一部のマグパイのみで、ほとんどのマグパイは攻撃しません。
ニュースではマグパイの10%のみが攻撃をしてくると報道していました。
アタック対策
マグパイの攻撃を受けないためにはどのような対策が必要なのでしょうか??
- 走らない
意外ですが、マグパイは素早いものに反応するので、走らずに早歩き程度で巣から離れるようにしましょう。 - 自転車に乗らない
自転車に乗っている人は歩いている人よりも速度が速いので狙われやすいです。
マグパイがいそうなところでは自転車から降りて歩くようにすることで、攻撃を受けないで済むかもしれません。 - お散歩ルートの変更
マグパイの攻撃は6週間ほど続きます。
通学や通勤で同じルートを使用している場合は、違う道で通うのも一つの手段ですね。 - 帽子やヘルメット、サングラスの着用
頭や目を守るためにメガネやサングラス、帽子やヘルメットを装着するようにしましょう。 - 攻撃しない、大声を出さない
攻撃されても反撃したり物を投げつけたり、大声を出すことは止めましょう。
ちなみにオーストラリアで自転車に乗る人は、マグパイ・アタックの時期になるとヘルメットに結束バンドを付けてマグパイを寄せ付けないように工夫している人も多いです。 ↓YOUTUBEより。
まとめ
春先の繁殖期にだけ、自分たちの巣を守るために攻撃してくるマグパイ。
普段は人懐こくて、とても奇麗な鳴き声の可愛い鳥です。
春にはマグパイの巣がありそうな公園や道沿いには注意を払いましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。